日本で2番目に大きなクルーズ船であるぱしふぃっくびーなす。就航したのは1998年。洋上のホテルとして船内での時間を楽しみ、寄稿した先での旅を楽しむ・・・。そんな夢のような時間を過ごすことができる、クルーズ船でも、オゾン発生器は大活躍しています。
230室もの客室を抱え、さらに620名のお客様を載せることができるクルーズ船。
一度出航したら、お客様は寄港地で陸に上がるまでの全ての時間を船内で過ごすことになります。クルーズ船は洋上を行く大きなホテルなのです。そこで提供されるサービスは、もちろん一流のものです。
ぱしふぃっくびーなすの特徴は、お食事や、ショーなどのエンターテインメントなどの全ての料金が旅費の中に含まれているところです。
ですから、お客様は洋上にいる間、船内の様々な場所で思い思いに楽しまれます。
船内での様々なエンターテインメントやサービスを楽しみながら、朝目覚めると次の目的地に着いている。まさにクルーズの醍醐味ですね。
また、ぱしふぃっくびーなすは日本企業が運航するクルーズ船ですので、海外へ行くクルーズであっても船内では日本語でサービスが行われます。
日本人の利用客にとっては、船内で過ごすひと時は家に帰って来たときのようにほっとできるひと時なのではないでしょうか?
クルーズ船での清掃作業
クルーズ船では連泊されることが前提になります。長い航海の時には100日以上、お客様は同じ船室で過ごすことになります。
自分の部屋には自分の匂いが染み浮いているように、生活をしているとその空間にはその人独自の匂いが染みついていきます。それは、ずっと使用している本人には気にならない匂いでも、他人からすると違和感を覚える匂いです。
長い間生活をされていた空間を清掃する時に特に気をつけるポイントはこの「臭い」の点になります。
香水や生活臭、寄港地で購入した食べ物の匂い・・・そういった臭いが残ったまま次のお客様をご案内するわけにはいきません。
また、客室修理などを行なった際も独特の臭いが残ることもあります。
そういった臭いを次のお客様を船室へ案内するまでに綺麗に消し去らないといけないのです。
さて、皆様はクルーズ船の入れ替え時間ってどのくらいなのかご存知ですか?
一つのクルーズが終わってからお客様が下船し、次のお客様が乗船してくるまでの平均の時間はおよそ6時間程度しかありません。
この6時間で、客室の清掃・点検・脱臭・修理・修繕を全て実施しなければなりません。
まさに時間との勝負になってくるのです。
ぱしふぃっくびーなすでは以前まで大手メーカー製のオゾン発生器を利用していました。
しかし、そのオゾン発生器は重量が何十キロもあり移動がとても大変だったのです。
その上、一晩中稼働させても匂いを取り切ることができないほど性能も低く・・・。このオゾン機器だけでは賄いきれず、消臭スプレーや消臭様の薬剤を用いるなどの方法をとっていたそうです。
しかし、クルーズ船の特性上、窓は一部客室を除いて開閉できない仕組みになっています。
このため換気がしにくく、逆に薬剤などの匂いが残ってしまうと言う問題も発生していました。
こういった理由でこれまでは臭いが強い客室を全て脱臭することが困難だったため、臭いがする客室の中でも得に臭いが強い客室1室のみオゾン脱臭を行う運用となっていたそうです。
オゾンクラスター1400を導入してから
一つのクルーズが終了してからの客室清掃は全ての客室のチェックから始まります。全部屋の清掃を行いながら、特に臭いが強い客室があればそれをキャビンマネージャーに報告します。
その後、報告を受けたキャビンマネーシャーが該当の客室を点検し、臭いが強いと確認した場合はオゾンクラスター1400を30分稼働させます。30分の稼働後、オゾンクラスター1400を回収し、臭いが強い別の客室に持っていき脱臭作業を繰り返します。
今まで使っていたオゾン機器では重量がありすぎて素早く移動させることなど不可能だったそうです。これはオゾンクラスタ−1400がコンパクトで持ち運びが簡単にできるからこその方法です。
ぱしふぃっくびいなすでは、5階、6階、8階、9階、10階が客室になっています。
フロアを跨いでの脱臭作業も、オゾンクラスター1400であれば片手で運べるほどの重量なので、手で持ちエレベーターや階段を使って移動させることが可能なのです。
これまでのオゾン機器では一晩かかっていたオゾン脱臭が、オゾンクラスター1400にしたことで、30分で終了できるようになったといいます。
以前は特に臭いが強いと判断した部屋にしかオゾン脱臭をすることができなかったのですが、現在では臭いがする客室全てを脱臭することができているそうです。
消臭スプレーや消臭薬剤の出番も随分と減ったといいます。
オゾンクラスター1400での消臭は、香水、生活臭、食べ物、お酒、そして誤って喫煙された場合の喫煙臭など、全ての臭いに対して効果があると感じたそうです。
また、修繕作業時に発生した臭いにも効果があるため、客室内の臭い環境は劇的に改善され、お客様にもより快適に客室でお過ごしいただけていると感じているそうです。
今までのオゾン発生器きは何十キロと言う重さがあったのでキャリーに乗せてしか持ち運ぶことはできず、もちろんエレベータを使っての移動しかできなかったためエレベーターが混んでいる時などは時間のロスがありました。
オゾンクラスター1400は3.5キロと言う軽量なので、階段での持ち運びも可能で、エレベーターを待つと言うロスタイムを発生させることなく各フロアを移動して作業することができます。
これまではオゾン脱臭作業を行うと言うと、大きくて重いオゾン発生器を移動させて一晩中稼働させて・・・とても面倒な作業だと言う印象をキャビンスタッフ全員が持っていました。
しかし、今ではオゾンクラスター1400で手軽にオゾン脱臭ができるので、作業が面倒だと思うキャビンスタッフはいなくなったとのことです。
今後の展開として、客室意外にも、ラウンジや喫煙室、シアター、乗務員の居室などでもオゾンクラスター1400を使って脱臭していこうと考えているそうです。
また、オゾンクラスタ−1400ではオゾン水を生成することもできるので、こちらも積極的に使用していきたいとも考えていらっしゃいます。
オゾンクラスター1400の威力
いかがでしたか?日本船籍を持つクルーズ船の中で2番目の大きさをほこるぱしふぃっくびいなす。この大きな船の中の客室を清掃脱臭するとなると、その作業に使用する機器は小回りの効く軽量コンパクトな作りであり、かつ、強力な効果をもたらすものでないといけないと言うことがよくわかりますね。
オゾンクラスター1400はこの軽量コンパクトな作りで、強力な効果という、ぱしふぃっくびいなす様のようなクルーズ船で必要な性能を備えた、まさにぴったりのオゾン発生機器だと言えます。
お客様に最高級のサービスを提供し、一生の思い出に残るような旅を提供する海洋クルーズ船。
こんな夢のような空間を維持するためにはスタッフの皆様の弛みない努力が必要不可欠ですよね。
そんな現場でオゾンクラスター1400が重宝されていると言うことは、当社にとっても、とても励みになります。
ぱしふぃっくびいなす様には、今後も快適な海の旅をお客様に提供して行って欲しいですね。そして、その原動力の影で、オゾンクラスター1400が役立ってくれれば何よりだと思っています。