開園経緯:「こどもは社会の宝物や」
ニコニコ桜保育園は、2005年に社会福祉法人長陽会を設立した初代理事長の長部二郎によって、2006年に西宮市南郷町で開園。
初代理事長は企業人として仕事をしている中でもずっと「こどもは社会の宝物や」という意識を持ち続けていました。
ビジネスを引退した後、温めてきた想いを形にすべく個人資産を投じて開園しました。
特徴:「田んぼ」など自然に触れ合える環境
当園は都心の住宅地にありながら“田んぼ”がある幼保連携型認定こども園です。
季節に応じて変化する自然を、子どもたちに体験して欲しい、原風景として記憶に残して欲しいという思いがあります。
田んぼだけではありません。庭の木々や小さな池、小川に草花、烏や虫が訪れ、ミミズや丸虫が土を耕す…そんな循環する生態系を身近に感じて貰いたいのです。
春に田植えをし、秋に自分たちでお米を収穫した後は、田んぼにいれたふかふかの藁の上で遊ぶなど…子どもたちの嬉しそうにはしゃぐ様子を見ていると本当に田んぼを作ってよかったなと思います。
とはいえ田んぼにいる生物や水は、小さな子どもにとっては決して安全ではありません。
そのため私達は安全を最大限に考慮して、子どもを自然と触れ合わせています。
園庭には他にも凸凹道や、築山、木登りのできる木、心地よい木陰があり、都心でありながら自然の中で心身ともに健やかに育つ環境づくりに努めています。
ポリシー:信頼関係を大切に愛着を持って丁寧に寄り添う
保育時間は朝7時30分~19時までの11時間以上。年齢も0歳(生後6カ月超)から6歳までお預かりしており、最長で6年間という長時間・長期間子どもの成長を見守っています。
保護者の方にもお子さんにも丁寧に寄り添った保育を心がけています。
そのため保護者の方が、当園の先生と一緒に子供の成長の喜びを分かち合えて嬉しいと
言ってくださるのが大変やりがいがある瞬間です。
そこで信頼関係と愛着関係の2つを大事にしています。
愛着関係は、子どもにとって『この空間は安心して甘えられる』という信頼です。
入園したばかりの子どもは、不安でいっぱい。泣いてばかりいる子どもと、一対一で丁寧に関わるにつれ「先生たちは安心できる存在だ」と認識して貰えると泣なかいようになっていきます。
もちろん保護者との信頼関係も子どもとの愛着関係を深めるには必要不可欠です。
子どもたち同士の仲が良く、当園にも愛着をもってくれる
当園では、生まれたばかりの0歳から6年間一緒に過ごすという子どもたちも多くいます。
長い時間を一緒に過ごした幼馴染同士は特別なようで、たとえ通う小学校がばらばらになっても連絡を取り合って遊んでいると聞きます。
幼い時からの気心がしれた関係はとても素敵ですよね。
また、小学校や中学校に進学して大きくなった子も時々遊びに来てくれます。
地元中学校の職業体験プログラムでは、毎年2校から各4名の計8名の中学生を受け入れているのですが、卒園児が保育士の仕事に興味を持って来てくれることもあります。
新型コロナウィルスへの対応について(2020年2月~4月)
新型コロナウィルス流行前
アルコールやマスクなどは普段から備蓄していました。
おもちゃは最低でも週一回は、一つ一つ消毒をするよう徹底。園の入口には手指消毒用のアルコール入のボトルを置いていましたが、新型コロナウィルスが流行する前は、あまり使われている様子はなかったです。
空気を綺麗にするため、通常の空気清浄機を導入していました。
新型コロナウィルスの流行期(2020年2月~4月)
新型コロナウィルスが流行りはじめた春ごろは、消毒用のアルコールの供給が足りないというニュースをよく見かけましたが、幸いにも当園ではアルコール類は足りました。
地元の酒造会社(大関)から西宮市を通して、消毒用アルコールを寄贈いただけたのも大きかったですね。
普段よりアルコールの設置箇所を多くして、保護者の方にも消毒の徹底をお願いしたところ、みなさん危機意識の高さからかコロナ以前よりも積極的に使用していただけるようになりました。
また園内のおもちゃの消毒はコロナ禍以前の週1回ペースから、毎日消毒するよう変更しました。
マスクは平時から1,000枚単位で発注していたので備蓄はありましたが、一時期は在庫がなくなりそうになり、なかなか厳しかったですね…。
運営状況としては、3月からできるだけ登園を自粛してもらうよう要請を始めました。4月20日~5月23日までの約1か月間は西宮市全体で「特別保育」という医療従事者などの保護者の子どもだけ預かることになりました。
多数のご家庭に家庭保育の協力をいただいたので、上記期間は限られた子どもたちだけが登園していました。
オゾン発生器を導入した理由
西宮市私立保育協会からの紹介があったこと、新型コロナウィルス対策用の補助金の支給があったこと、この2つが重なり、空間除菌および吸引空気清浄用に他社製品のオゾン発生器を購入しました。
しかし、最初のオゾン発生器は大きくて重たくなかなか大変でした。
1階と2階の各部屋を燻蒸するために、オゾン発生器を持ってエレベーターで移動するのですが、体力的な負担はもちろんですが手間もかかります。
また、1台だけだと1週間に1度しか各部屋の燻蒸ができませんでした。
そこでオゾンワークスのオゾン発生器を購入しました。
導入後の効果
オゾンワークスのオゾンクラスターは、他社製品に比べてパワフルなのに軽くて、スタッフからの評判は上々です。
女性でも片手でらくらく持ち運べるため、大変使いやすく助かっています。以前の大きくて重いオゾン発生器に、四苦八苦していたのが嘘のようです。
また以前のオゾン発生器では週に1度1部屋しかオゾン燻蒸しかできなかったのが、今では「週に複数回」各部屋をオゾン燻蒸できるようになりました。
やはり空間をオゾンで燻蒸して消毒するのは一般的な空気清浄機を使用するよりも安心感があり、運用が簡単だということもあって大変良いと思っています。
加えて、毎年梅雨の時期になると調理スペースや洗濯機置き場の排水溝などが、湿気のせいでニオイがきつくなるのですが、オゾン発生器を導入してからなくなりました。
今までは特に休み明けの月曜日はニオイが少し強かったのですが、そう感じることがなくなって快適です。
オゾンクラスター1400の使用方法
保育が終わって、職員が退社する際に電源を入れて夜間から朝方にかけて稼働させています。
生後間もない小さい幼児もお預かりするため、オゾン濃度を高くしないよう短時間での使用にしています。
保育業界のコロナ対策のこれから
「こまめな消毒を徹底する」「毎日、検温や呼吸器症状がないかチェック」「職員の体調に違和感があれば休んでもらう」といった基本的な取り組みをしっかりと行っていくことが最善の策だと思います。
保育が濃厚接触の場であること自体は避けられません。
スキンシップがなければ子どもは不安になり、良好な関係性を築くことが難しいでしょう。そのためソーシャルディスタンスを厳守するのは現実的ではないと思っています。
そのため当園では、保護者が園内に入る際に検温を実施してもらい、子どもの検温も1日2回に増やすなど体調のチェックを徹底しています。
さらに、職員には「熱がある、咳っぽい」といった場合は大事をとって休んでもらっているのが現状です。幸い、職員が多いのでそういったことができています。
また行事のあり方についても変わってくるでしょうね。
例えば、例年であれば参観日は保護者の方に、他のお子さんとも遊んでもらう参加型でしたが実施を見送っています。
合奏や合唱などの行事についても、見直す必要があります。
どうしても多くの行事でイベント自体の削減や短縮化、開催形式の変化などが必要です。
そういった行事の変化に伴って、保護者と子どもが一緒に体験する機会が減ることが予想されます。
そのため保護者の方には、これまで以上に園内での写真など、情報発信を積極的に行ってく必要があると考えています。
新型コロナウィルスに有効な薬やワクチンが完成するまでは、いかに予防体制を保ちながら運営していくのかを模索していくことになるでしょうね。
オゾンクラスター1400について
オゾンワークスが販売するオゾン発生器の中で、最も強力なオゾン発生器が「オゾンクラスター1400」です。
1時間あたりのオゾン発生量が1,400mgというパワフルさに加えて、大口径ファンを搭載し4250L/minという風量で、発生させたオゾンを部屋の隅々まで送って徹底的に脱臭・除菌を行います。
特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、介護療養型医療施設などの高齢者がお住まいになられる施設での脱臭、除菌、疥癬(かいせん)対策に最適のオゾン発生器です。
製品寿命はなんと10,000時間。仮に平日6時間稼働させても、6年間利用できます。これほど稼働時間が長い製品は珍しく、より長期間の使用が可能です。
また他社のオゾン発生器と異なり、オゾンクラスター1400はメンテナンスが一切不要。
内部のメンテナンスを全く行わなくても、オゾンの出力量を高く維持できる構造です。
そのためメンテナンスによる手間や追加費用、そして返送している間にオゾン発生器が利用できなくなるという心配はありません。
加えて自動車のシガーソケットからも給電可能なため、車内を手軽かつ短時間で徹底的に脱臭するのに最も適した製品です。
さらに、オゾンクラスターは気体のオゾンに加えて、オゾン水の生成も可能。高濃度のオゾン水を短時間で生成し、除菌などの用途でご利用いただけます。
オゾンクラスター1400は、品質にこだわり抜き、日本国内で製造しています。
強力かつ短時間の脱臭・除菌に、オゾンクラスター1400をぜひご活用ください。